前回は初めて買ったMacの話でしたけど、今日は続編の
「初めて買ったカラーMac」のお話・・・
9インチモノクロMacを使っていた私にも
カラーMacを買わなければいけない英断が訪れます。
それは
新OS漢字Talk7.1の登場です。
従来のモノクロMacのOS漢字Talk6.0.7.1に比べると大幅バージョンアップです。
もちろん漢字Talk7.1では動きはするけど最低限動作するだけであって、
とても実用レベルではありませんでした。
また、漢字Talk6では「
カラーが使える」程度でしたけど漢字Talk7.1では「
カラーが必要」みたいな感じです。
こうなれば、カラーMacを買わなければなりません!!
早速、機種選定です。
まず、一番買えそうなモデルは「Macintosh LC II」。
ピザボックスタイプで漢字Talk7.1がインストールモデル。
ただし、CPU性能はモノクロのClassic2と同じなのであんまり買い換える意味はないと思いました。
次の候補が「Macintosh IIvi」と「Macintosh IIvx」。
Macで初めてCD-ROMを標準で搭載したモデルです。
IIviはCPU 68030 16MHzを搭載。IIvxは68030 32MHzを搭載。
IIviは確かに少しは安いけど、LC IIとほとんと変わらない・・・
メリットとしてはCD-ROMが付いているぐらいでメリットがねぇ。
で、IIvxにしようかなと思っていたところに新モデルが発表!!!
Centris650(セントリス)の発表です。
CPUはハイエンド機に搭載されている68040 25MHzを搭載。
ワークステーションぐらいしか搭載されていないCPUです!!
しかも価格はIIvxと変わらない!! そりゃこっちでしょう。
機種はCentris650に決定です!!
その価格
668,000円(230MBHDD+CD-ROM)
これに専用の13インチモニターが130,000円!!
8MBのメモリーが2枚で80,000円!!!
合計で
878,000円!!
割引して貰っても850,000円ぐらい・・・
もはやパソコンの値段ではありません。
でもこれでも十分安くなったんですよ!!
初めて68040が搭載されたMac「Quadra 700」なんか一番安いモデルで
120万!!
コンパクトカーが新車で買えます!!
それから比べたら半額に近いですからね・・・
でもさすがにその価格に1週間考えた。
実は会社の近くの中古車やさんに程度のいいジムニーが80万円!!
Macかジムニーか???
で。結局買っちゃったんですよね!! Centris650。
早速使ってみたら、その圧倒的なスピードに感動!!
早すぎて古いソフトの中には動かないものがあった。
一応、OSに「キャッシュスイッチ」というソフトがあって、キャッシュをオフにすると動作はするけど、
その都度再起動がかかるので使い勝手が悪かった。
そういう時に買ったソフトがこれ!!
スペクトラシステム社の「Animals」。 実家にマスターディスクがありました!!
これは最起動しなくてもキャッシュのオンオフができる上に個々のソフトにオンオフの設定ができる。
つまり、不具合が出るソフトだけにオフ設定ができるので非常に便利でした。
Centris650にはその後、9万円のグラフィックカードを付けたり、
15万円でDSPプロセッサモジュールを付けたりしてパワーアップして使ってました。
高かったので今でも実家に置いています。たまに電源を入れるんですけど、ちゃんと動きますよ!!
Centris650にはCD-ROMの無いモデルもありました。
あんまり売れませんでしたけどね。
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