ピピンアットマーク

オムラム

2009年08月26日 16:27

釣りネタ以外のネタとして「ビンテージパソコン」を追加しました!!
ネタ切れ防止用ですけど見てくださいね。

で、今日のネタはこれ!!

ピピンアットマーク
(画像はウィキペディアから借りました)

バンダイ・デジタル・エンタテイメントがアップルコンピュータと共同開発したMacintosh互換のマルチメディア機(ゲーム機??)日本では1996年3月に発売。
これ買った人はかなり少ないと思う。何でも全世界で4万台しか売れて無いからね。

因みに私は発売直後に買った。当時は特定のお店か電話販売のみだった。
当然、地方では取扱店なんてあるわけもなく、申込書を送ってもらって注文した記憶がある。
その価格何と!!
特別ネットワークセット¥64,800(税別)
(本体、付属コントローラー、専用モデム、Pippin用CD-ROMソフト4本)

高っ!!
ゲーム機に6万かよ!! 確かに高いよね!!
でも当時はゲーム機としては高いけど、インターネットの端末と考えればパソコンを買うよりはるかに安いと思った。当時マックユーザーでマックベースのゲーム機だったから迷わず買いましたね!!
当時、友人や弟はプレイステーションを買ってましたからね。
「兄貴、また変な物買って・・・」って言われましたよ!!
(当時、プレイステーションは4万ぐらいした。)
その後、モデムが別売になって値段が下がったモデルが発売されたけど、それでも5万はした。

このセットで付いているモデムが良きできていて、14,400bpsのモデムだったけど、電源を本体で取るようになっていた。これはピピンのモデムポートはマッキントッシュの一部の機種で使われている「GEOポート」というコネクターを使っていた。
このコネクターは電源の信号が来ているのでモデムは電源ケーブル無しで使えた。

また、モニターはパソコン用のVGAモニターも使えるし、ビデオ入力のテレビも使える。
ビデオ入力の場合は場面を拡大して画像を補正する機能があって、小さい文字も比較的読めた。

アナログ回線では有るけど、インターネットにきちんと繋がる。まぁ、当時はデジタル線なんて無かったからね。
コントローラーがとてもよくて、ブーメラン型のコントローラーには定番の操作パットとボタンの他にトラックボールが付いていて、これはかなり使えた。
何度か弟のPS3でインターネットを繋いでホームページを見たことが有るけど、標準のコントローラーじゃやり難いのなんのって・・・
この点だけなら現在発売されているゲーム機よりは格段に操作性が良いとは思うけど、商業的には大失敗した!!

理由は簡単だ。
面白いゲームが無かったから・・・

当時はこれを「インターネット端末」としてではなく「ゲーム機」として見られていた。
やりたいゲームが無い、高いマシンなど誰も買わなかった・・・

一応、ピピン用ゲームって言うのも出てたけど、内容がイマイチだった。
「Racing Days for Pippin」というカーレースのゲームを買ったけど、これがものすごく出来が悪い。
グラフィックはまあまあきれいだったけど、スピードが遅い・・・レースと言うよりはドライブだった。
プレイステーションの「リッジレーサー」と比べたら雲泥の差だったね。

そんなピピンでは有るけど、パソコンメーカーが作っただけあって周辺機器は豊富に出た。
タブレット付きキーボートやFDDユニット、拡張メモリー、ハテはMOドライブまで・・・
また、マック用の一部のプリンターが接続でき、ピピン用のワープロまであった。
キーボード、マウスはピピンやマックで使うアダプターが発売され、相互で使えるようになっていた。
後に出たピピン用36,600bpsモデムはGEOポートの付いたマックで使用できたので、在庫処分で大量に出た未使用品を安く買って、ISDNに変更するまでマックで使っていました。今思えば懐かしい・・・

以前はよく、ネットオークションに未使用品が良く出たようだけど、最近は見ない。
入手は困難だけど、探せば意外と見つかるかもね。
ただし、専用ソフトはかなり根気を入れて探さないと見つからないかも・・・


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